[ドーハ 13日 ロイター] - イスラム組織ハマスの幹部は13日、パレスチナ自治区ガザでの停戦交渉について、ハマスが求めている停戦案の変更は「重要なものではない」とし、イスラエル軍のガザ地区からの完全撤退が含まれると明らかにした。

ブリンケン米国務長官は12日、ハマスは停戦案に対して多数の変更を提案しており一部は実現不可能だが、溝を埋めるよう取り組むと表明した。

同幹部はロイターに対し、イスラエルの刑務所から釈放される刑期の長いパレスチナ人100人を選ぶことを要求したと述べた。

イスラエルの文書では刑期の長い囚人100人を釈放の対象から外し、刑期が残り15年未満の囚人だけに制限していたという。

「ハマス指導部からすれば、(要求への)反対が正当化されるような重要な修正はない」と指摘。ハマスの要求にはガザの再建や、国境検問所の開放を含む封鎖の解除、人の移動の許可、制限なしの物資輸送も含まれていると説明した。