(ブルームバーグ): 12日の米株式市場で、アップルの株式時価総額が取引時間中ベースでマイクロソフトを一時的に抜き、短い時間だけ世界首位の座を取り戻した。人工知能(AI)がアップルの売上高を再び加速させるとの楽観で買われていたが、取引終盤にかけて上昇ペースが失速した。

アップルの株価は2.9%高で終了。一時は6.3%上昇していた。マイクロソフトは1.9%高で引けた。

終値ベースでのアップル時価総額は約3兆2670億ドル(約514兆円)と、マイクロソフトの約3兆2780億ドルに届かなかった。アップルの時価総額は1月以来、終値ベースでマイクロソフトを上回っていない。

アップルが10日のイベントで披露した新たなAI機能を受けて、次世代iPhone(アイフォーン)への買い換えが促されるとの見方が広がり、ここ数日の株価を押し上げている。

5月初旬に発表した1-3月(第2四半期)売上高が予想を上回ったことも、株価を支えている。アップルは自社株買い枠を1100億ドル拡大し、米史上最大となる自社株買いプログラムも発表した。

アップル株上昇、増収見通し好感-記録的な自社株買い発表 (3)

原題:Apple Briefly Overtakes Microsoft in Market Cap on AI Rally (1)(抜粋)

 

 

(終値に合わせて更新します)

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