iPhoneに生成AI搭載、Apple信者じゃない人にも大事な意味を3つ読み解く
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注目のコメント
今回のAppleの発表の背景がとてもわかりやすく解説されている記事でした。
(2)のOpenAIとの提携、裏返せばAppleが生成AIの自社開発を諦めたという見方もありますが、個人的にはビジネス戦略としてはありなのではないかと思っています。
もちろんかつてのAppleの技術力と先進性を思うと、Apple初の生成AIを期待していところでもありますが、Google PixcelやSamsun Galaxyに機能的に後塵を拝している状況になっている以上、自社よりも優れたAI開発力を持つ先とタッグを組むことは巻き返しにつながるはずです。
また、ChatGPTをベースにしたApple独自のサービス開発の可能性が失われたわけではないことから、見方によっては、Appleは戦場をAI技術開発からサービス開発へと移したものと捉えることもでき、その点で優位性を発揮してくれることを期待したいです。
さらに(3)の端末側での処理、いわゆるエッジAIへの注力は、セキュリティ面での効果もちろん、技術的にもかなり高度なポイントだと感じます。物理的に限られたスペースで、マルチモーダルなAI処理をスピーディーに実行することはそう簡単ではありません。この点はAppleのAI用半導体「M4」の実力が試されるところだと思います。米国の初等教育のエリートスクールではスマホを禁止していると聞きます。五感を育てたり自分でモノを考えられるようにするためでしょうか。
親との連絡用途として携帯を子供に持たせる家庭も少なくないと思うので、LLMの浸透が子供が育つ過程にどのように影響してくるのかな等と思いました(この記事の本筋とは異なりますが😌誰にとっても、日頃の生活導線で技術を意識せずに使えるのが最善の体験です。ChatGPTのアプリを立ち上げる、VRグラスをつける、という行動を取らずに、毎朝溜まっているメールをAIが自動振り分けしてくれたり、Wordを開いている時にAIが文章を自動補完してくれたり。
既存サービスにAI機能を付け足すことをエンベッドAIと呼び、(開発で使うエンベッドという意味とは別)Photoshop(Adobe)やSalesforceなどが大変実用的な機能をリリースしてきました。
既存サービスの最たる強者であるAppleは、AIを展開することで見込める効果と影響力も巨大です。AppleのAIはまだかまだかと突かれてましたが、後進でも十分巻き返しができます。