新小結・大の里「史上最速」優勝 初土俵から7場所 大相撲夏場所
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入門7場所の史上最速初優勝おめでとうございます！！
立合いまでの観察眼といい、立合いの落ち着きといい、ピタッと密着する取り口もまさに堂々たるものでした。体格だけでなくスピードもあり、まさに本格派スター誕生の瞬間です。
110年ぶりに新入幕優勝した尊富士の不在に三役の休場、成績不振が重なって賜杯の行方は千秋楽までもつれました。序盤は気持ちが萎えたファンの皆さんも多いかもしれません。そんななか、3場所連続で優勝争いに絡んだ大の里はすでに大関級の活躍といえそうです。
夏場所で惜しむらくは2つ。1つは祖父のしこ名で初めて臨んだ大関琴櫻です。11勝を挙げましたが、先場所同様、序盤に星を取りこぼしたのがもったいない限りです。もう1つは元大関高安の途中休場でしょう。琴櫻に土をつけた一番もあり、千秋楽もきっちり勝ちました。今場所の相撲内容と今場所の優勝ラインであれば、5日間の休場さえなければ7勝3敗からさらに上積みがあったはず…
幕内よりもハイレベルな勝敗ラインで優勝争いをした十両も目を見張るものがありました。上位陣に好成績が多く、人気の遠藤をはじめ誰が幕内に上がるのかが楽しみです。
