マイクロソフト、グーグル、Uberで学んだ Figma山下祐樹CPO「私の働きかた」
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【以下引用】山下:私が強く感じていることの一つに、先ほど話した、「すべての役割や境界線が曖昧になっている」点があります。Figmaでは、必ずしもデザイナーが、UXをデザインするとは限りません。デザイナーではなく、エンジニアやプロダクト・マネジャーがデザインする時もあります。重要なのは、最高のUXを生み出すために協力し合うことです。
私はまず自分のチームを見て、「何をしなければいけないか。何がいちばん重要か。チームはそれに取り組めているか」を考えます。できていない場合は、最も重要なことに集中できるよう、チームをヘルプします。肩書きや学歴で自分の仕事を決めつけない文化をどう育むか。大事なのは、成長マインドセットをもつことです。マイクロソフトで学んだことに似ています。まずは「チームに役立つことをしよう」と。その過程で専門性や才能が必要になることもあるでしょう。でも、大事なのは自分自身の限界を超える方法を探し続けることです。
自分のキャリアを通じて、そのさまざまなマネジメントを学んだと思います。マイクロソフトでは、「サーバント・リーダーシップ」でした。エンジニアがコーヒーを飲みたいと言えば、それを買いに行くわけです(笑)。Uberでは、CEOのトラビス・カラニックが「ハッスルする(Hustle)」ことについてよく話していました。どういうことかというと、彼は「弁護士やデータサイエンティストがいなかったから、わからなかった」という“言い訳”だけは絶対に聞きたくありませんでした。そう答えると、決まって「それで君は何をしたんだ?」と言われたものです。
ある時、トラビスに「弁護士は『こんなのは無理だ』と言っていましたよ」と伝えたら、「それなら君は契約書に目を通したのか?」と言われました。「今の段階では弁護士がなんて言うかは関係ない。君がすべき仕事だろう?」と。そうした経験もあって、物事を柔軟に考えられるようになりましたね。結局のところ、仕事とはそういうものなのではないでしょうか。常に、皆でお互いの仕事のやり方を学んでいるのだと思います。刺さる部分が多い記事です!
「FigmaのCPOには、“チーフ・ストーリーテラー(Chief Storyteller)”であることも重要な役割の一つである。社内での役割で言えば、社員の考えを目標に向けてそろえるための“ストーリー(物語)”が必要。
グーグル在籍時の話と一緒で、物理的に業務の細部にまで立ち入ることはできない。だからこそ、全員が同じストーリーを共有し、それに刺激を受けているかを確認したい。そうすることで、皆を結集させ、「私たちはいま何をしていて、なぜそれをしているのか?」を把握することができる。」
規模は違えどすごい共感します。
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