S&P、ソフトバンクGの長期格付けを「BB+」に引き上げ
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S&Pグローバル・レーティングによるソフトバンクグループの信用格付け引き上げは、テクノロジー業界の株価回復と投資損益の安定化が背景に。「安定的」な見通しは、今後の市場環境における同社のポジションが安定していることを示唆か。
S&Pグローバル・レーティングの信用格付けには、投資適格等級(Investment Grade)として、AAA、AA、A、BBB、次に投機的等級(Speculative Grade、ジャンクグレード)として、BB、B、CCC、CC、C、Dがある。ソフトバンクグループは投機的等級の一番の上、BBに対してその上のBB+となっている。
BBは
「債務者は短期的にはより低い格付けの債務者ほど脆弱ではないが、高い不確実性や、事業環境、金融情勢、または経済状況の悪化に対する脆弱性を有しており、状況によってはその金融債務を期日通りに履行する能力が不十分となる可能性がある。」
BBBは
「債務者がその金融債務を履行する能力は適切であるが、事業環境や経済状況の悪化によって債務履行能力が低下する可能性がより高い。」ようやく格上げになりました。5/29にS&Pが金融機関向けに見解を解説するそうです。
NAVの計算方法にソフトバンクグループとS&Pで相違があることで厳しい判断が続いていましたが、ARM上場で寄与分が顕在化したこともあり当面はいい環境が続きそうです。