その背景には米利上げ観測の後退があった。7月の米小売売上高や卸売物価指数など米のマクロ指標が弱く、米金利も低下。ドルインデックス<.DXY>が英国民投票以来の水準に下落するなど、円高ではなくドル安が今回のドル安/円高を主導した。 そこに、海外投機筋による仕掛け的な円買いが重なったとみられている。夏季休暇の薄商いの中、「投機筋が円買いを仕掛けやすい環境が整っていた」(別の国内金融機関)という。
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