世田谷の展示ギャラリー、まもなく移転 静嘉堂文庫美術館・河野元昭館長に聞く
毎日新聞
2020/12/4 19:00(最終更新 1/7 14:41)
有料記事
1771文字
東京都世田谷区岡本。坂があり川があり林があり、最寄り駅の二子玉川までは歩いて20分、バスで10分。景色も絶景で、運が良ければ富士山も拝める。世田谷にこんな場所があるのをご存じでない方もいるはず。
「静嘉堂(せいかどう)」で地図を検索すると、岡本静嘉堂緑地、岩崎家廟堂(びょうどう)、そして静嘉堂文庫美術館が、緑地とともに表示される。
三菱財閥の2代目総帥で創業者・岩崎彌太郎の弟、岩崎彌之助が書画、古美術を多数収集したのが静嘉堂。長男で4代目の岩崎小彌太が父の十七回忌に納骨堂近くに静嘉堂文庫を建て、1992年に「静嘉堂文庫美術館」として開館した。国宝7点、重要文化財84点など多数の貴重な収蔵品がある。
この記事は有料記事です。
残り1468文字(全文1771文字)