なると金時の苗の植え付け作業が主産地の徳島県鳴門市で最盛期を迎えている。

 里浦町では、海岸沿いの水はけのよい砂地の畑でブランドの「里むすめ」を栽培。農家は長さ約30センチに育った苗を黒いビニールで覆われた畝に手際よく植え、寒さや風を防ぐ専用の保護シートを手押しローラーでかぶせている。

 

 小型無人機ドローンで上空50メートルから畑を眺めると、雪が積もったような白い保護シートの幾何学模様が浮かび上がった。苗の植え付けは5月末まで。収穫は7月上旬から始まる。

 

 市内では里浦町や大津町を中心に約500戸がなると金時を栽培し、県内や京阪神などに出荷している。※法令を順守して撮影しています。