政治評論家の竹田恒泰氏(45)が8日、署名サイト「change.org」で東京五輪開催を支持するオンライン署名活動を始めたことが明らかになった。

 タイトルは「人々の夢と希望をつなぐため、東京五輪の開催を支持します」。同キャンペーンを始めた理由として、竹田氏は「私としては特に関わるつもりはありませんでしたが、5月7日に、SNSで池江璃花子選手に『五輪中止』や『反対』の声を上げるべき、との書き込みが溢れたことを知り、五輪開催の署名をすることを決めた次第です」と説明している。

 すでに、自民党の片山さつき議員や和田政宗議員が賛同。午後11時の段階で9000人を超える署名が集まっている。

 東京五輪関連のオンライン署名活動としては、弁護士の宇都宮健児氏が発起人となった「人々の命と暮らしを守るために、東京五輪中止を求めています」が国内外で注目を集めており、こちらは同時刻時点で28万人を突破。今後、両キャンペーンの〝署名レース〟が話題になりそうだ。

 竹田氏は明治天皇の玄孫(やしゃご)にあたり、父の竹田恒和氏は、東京五輪の招致活動をめぐって贈収賄疑惑が浮上し、2019年に日本オリンピック委員会(JOC)の会長職を辞任。フランス捜査当局は現在も恒和氏を容疑者として捜査を続けている。