「小室圭さん問題」を完全にスッキリ終わらせるたった一つの解決方法

これは秋篠宮殿下の責任でもある

「皇族の宿命」をどう考えるか

宮内庁がやっていること、言っていることが出鱈目なのはもちろんですが、もはや、ここまで来ると、秋篠宮皇嗣殿下の責任が大きいと言わざるを得ません。

4月8日の小室圭氏の文書発表以降、更に状況が悪化しており、前代未聞の、これまでとは違うステージに入っています。文書によって、小室氏の人間性が露呈し、小室氏の母の「遺族年金搾取疑惑」報道などもあり、一層、国民の不信感が募っています。一刻も早く、この問題に決着を付けねば、皇室の尊厳が地に堕ちてしまいます。

決着を付ける唯一の方法は結婚を止めて頂くこと、これ以外にありません。小室氏と結婚ができないとなると、眞子内親王殿下は深く絶望されるでしょう。小室氏との結婚を「生きていくために必要な選択」とまで述べておられます。秋篠宮皇嗣殿下も父として、娘を見るに耐えない状況に置かれるでしょう。これほど、残酷なことはありません。

しかし、それが皇族として生まれた者の宿命です。2000年以上も連綿と続く歴史を背負った皇族の、避けることのできない重く苦しい宿命です。

〔PHOTO〕gettyimages

秋篠宮皇嗣殿下は昨年の11月30日の誕生日の記者会見で、「結婚することを認めるということです。憲法にも結婚は両性の合意のみに基づくというのがあります」と述べられました。

しかし、「結婚は両性の合意のみに基づいて」という憲法の規定は皇族に必ずしも当てはまりません。皇族は法的に、一般国民と同じではありません。皇室の尊厳や価値を守るため、皇族には、様々な法的制約が課せられています。皇族は一般国民に認められているような幸福や自由を追求する権利を充全には享受できないのです。

秋篠宮家は象徴としての天皇陛下を支えるお立場であり、悠仁親王殿下がおられ、将来の天皇家となるお立場でもあるからこそ、「ノブレスオブリージュ(高貴なる者の義務)」が厳しく求めれるのです。安易な人権思考で語られるべき話ではありません。

秋篠宮皇嗣殿下は同記者会見で「本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親として尊重するべきと考えています」と述べておられますが、「親として」という以前に、「皇族として」、どうあるべきかを説いて頂きたいと、切に願います。皇族の問題は日本国全体の問題です。

4月8日の小室圭氏の文書発表以降の一連の状況を鑑みて、皇嗣殿下が「結婚を認める」との御発言を撤回なさるかどうか、今、国民が注視しています。これほど、国民が反対をしている結婚を強行することはもはやできないということを、眞子内親王殿下に理解して頂く責任から逃れることはできません。どんなに苦しくても、逃れることはできません。

 

このようなことを言うと、「お前は皇族を批判するのか」と怒る人がいると思いますが、ダメなものはダメだと、皇族に諫言申し上げるのが真の忠義です。いつの時代にも、英邁な君主や皇族ばかりが出るとは限りません。何でもかんでも「御意のままに」では、国体を護持することができなくなってしまいます。皇族を憚ってモノが言えないことで、皇室の尊厳が失われるようなことがあれば、それこそが最も忠義に反することです。

日頃、皇室への崇敬の念を雄弁に語る者たちが、今、一番肝心な時に、口を閉ざして何も言いません。まして、一連の事態を擁護するような発言すらあり、呆れ果ててしまいます。

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