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米労働省が7日発表した4月の雇用統計(速報値、季節調整済み)によると、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数は前月比26・6万人増と3月(77万人増)から伸びが縮小した。新型コロナウイルスのワクチン普及を追い風に職探しをする人が増えたため、失業率は6・1%と前月(6・0%)から小幅に悪化したが、全体としては緩やかな回復傾向が続いた。
業種別では、雇用回復が遅れているレジャー・接客が33・1万人増(前月は20・6万人増)と3カ月連続で増加した。一方、小売りは1・5万人減(同3・2万人増)、輸送・物流は7・4万人減(同4・4万人増)と減少に転じるなど、ばらつきが出た。感染拡大が本格化した2020年3月以降の失業者のうち約800万人がなお復職できておらず、今後は雇用回復ペースが再び加速するかが焦点となる。
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