東大合格の第一条件は「己を知る」…『ドラゴン桜』がそう伝えるワケ

「自分の力」を知らない人間に先はない
受験で何よりも大事なのは「己を知る」こと――受験をテーマにした大人気漫画『ドラゴン桜2』の主人公・桜木建二は力説します。『ドラゴン桜2 公式ガイドブック』から、昨晩放送のドラマでも紹介された東大受験のエッセンスを、一部編集してお届けします。
 

「己を知る」生徒こそ東大に受かる!

東大合格秘訣の第一条は……まず「己を知る」ことだ! 自分の学力を積極的に知ろうとする生徒が東大に合格する!

©Norifusa Mita / Cork

弱点を「見ないフリ」「なかったことにする」のは諸悪の根源だ! 模試にせよ、学校の定期試験にせよ、だ。

結果を人に見せるどころか、自分でもロクに見ようとしていないのではないか?

結果が期待値に達しない。それはよくあることだ。「なかったことにしたい」という気持ちも分かる。自分の実力がどんなものか、はっきり知るのは怖いもの。しかし学力を伸ばしたいなら、「見ないフリ」「なかったことにする」はいちばんの悪手だ。自分の力をきちんと知ろうとしない人間に、その先はない。

自分の学力が、現時点でどの程度なのか?

受験生全体で見ると、どのくらいの位置にいるのか?

どの部分の学力が足りていて、なにが足りないのか?

それらを客観的に数値化して、正確に把握すること。それが受験勉強の第一歩だ。

自分の力を“なんとなく”“ぼんやり”と把握しているようでは、なにから手をつけたらいいのか分からない。まずは一点の曇りもないガラスのように、学力を可視化すること。そこから目を背そむけず、隅々まで見渡し、弱点をあぶり出す。そこまでできれば、あとは簡単だ。弱点をピンポイントで勉強し、潰していくだけでいい。ひとつ弱点を潰すごとに、成績は着実に伸びていく。

関連記事