九州新幹線西九州ルートの路線名は『西九州新幹線』…かつての急行愛称がリバイバル

建設が進む西九州新幹線の長崎駅高架橋。2021年3月。
  • 建設が進む西九州新幹線の長崎駅高架橋。2021年3月。
  • 新築中の西九州新幹線諫早駅。2021年3月。
  • 西九州新幹線長崎~諫早間に位置する経ヶ岳(きょうがたけ)トンネル付近。2019年6月に貫通している。2021年3月。
  • 西九州新幹線新大村駅の高架橋。同駅は大村線竹松~諏訪間に位置する新在併設駅。2021年3月。

JR九州は4月28日、2022年秋頃の開業が予定されている九州新幹線西九州ルート(武雄温泉~長崎)の路線名を『西九州新幹線』に決定したと発表した。

九州新幹線西九州ルートは、報道などでは「長崎新幹線」と呼ばれることもあったが、路線名の決定に際しては、「西九州」の文字を冠することで長崎県や佐賀県を含む包括的なゾーンを全国的にPRし、かつ地域に親しみもってもらうことを考慮したとしている。

ちなみに『西九州』の名は、1964年4月から別府と長崎、佐世保の間を久大本線経由で結ぶ準急(1966年3月から急行)に付けられていたが、1980年10月のダイヤ改正で消え、『由布』に改称されている。西九州新幹線の列車名は『かもめ』になることが決定しており、路線名としてリバイバルすることになった。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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