処理水のトリチウム「キャラ化」で謝罪 平沢復興相

復興庁が公開したチラシに登場するキャラクター化された放射性物質トリチウム(復興庁ホームページより)
復興庁が公開したチラシに登場するキャラクター化された放射性物質トリチウム(復興庁ホームページより)

 平沢勝栄復興相は20日の記者会見で、復興庁が東京電力福島第1原発の処理水に含まれる放射性物質トリチウムをキャラクター化した問題について「不快に思われるような方がおられるような形で(情報発信を)行ったことは本当に申し訳ない。心からおわび申し上げる」と陳謝した。「福島の方々の気持ちに寄り添って作るべきだった」とも述べた。

 一方で、情報発信の内容ついては「事実関係に誤りはない」とも強調。キャラクター部分を修正した新たなチラシを週内にも発行する考えを示した。

 キャラは、処理水の海洋放出による風評払拭(ふっしょく)事業の一環で作成したチラシと動画に登場。13日にウェブサイトで公開したが、批判が相次ぎ14日夜に公開を休止した。

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