静岡新茶の初取引 「品質勝負」 売り上げ首位奪還目指す

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新茶の取引をする茶商ら=静岡市葵区で2021年4月14日午前7時10分、金子昇太撮影
新茶の取引をする茶商ら=静岡市葵区で2021年4月14日午前7時10分、金子昇太撮影

 今季の新茶の静岡県内初取引が14日、静岡市葵区北番町の静岡茶市場であった。新型コロナウイルスの影響で2020年は中止となり、2年ぶりの開催となった。茶の売り上げ(2019年分)は鹿児島県に抜かれて、1967年から維持する全国トップから陥落。今季の売れ行きが注目される。【金子昇太】

 初取引は感染症対策のために参加者を絞った。例年は約800人が参加するが、今回は生産者や茶商ら約170人が集まった。

 例年よりも2、3月の気温が高いなど、茶葉が順調に生育したため、今年はこれまでで最も早い初取引となった。午前7時過ぎに取引が始まると、買い手の茶商らは茶葉を手ですくい上げ、重さを確かめたり、艶や色を見たりした。仲介人は各所でそろばんをはじき、交渉が成立すると、手を3度にわたってたたく「手合わせ」を行っていた。

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