福井県永平寺町で自動運転「レベル3」の認可を国から受けた自動走行車「ZEN drive」(ゼンドライブ)の運行が3月に始まった。レベル2から3となったことで、運転主体は人間ではなくシステムに重きを置かれたものとなり、車内の運転席は無人になったが、交通事故を防ぐため監視員が周囲の状況を遠隔監視するなどして運行されている。無人で走行するゼンドライブに記者(24)が乗車し、体験してみた。
ゼンドライブは永平寺町荒谷の停留所に止まる4~6人乗りのゴルフカートだ。無人運行は土、日曜、祝日に行われ、同停留所と曹洞宗大本山永平寺の門前である志比を結ぶ。約2キロの乗車時間は約10分で、運賃は大人100円、子ども50円。3台が20分おきに往来している。
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