サマリー
◆2月の消費は財・サービスともに前月から増加した。1月は緊急事態宣言が再発出されたことでサービス消費を中心に落ち込んだが、2月は前月から新型コロナウイルス新規感染者数が減少し人出が増加したことで、外食・娯楽関連などのサービス消費が増加に転じたとみられる。また財消費も平年より高い気温や人出の回復を背景に増加した。
◆3月の消費は緊急事態宣言の全面解除を受けて2月から小幅に増加したとみられる。宣言解除と春休みシーズンが重なったことや飲食店への時短要請が1時間後ろ倒しされたこと等を背景に飲食・娯楽・旅行関連消費が回復したと推測する。一方、4月5日に3府県6市にまん延防止等重点措置が適用された。東京都などでも感染が拡大しており、措置の適用地域が拡大する可能性もある。4月以降の消費は感染拡大によりサービスを中心に消費が再び落ち込む可能性に注意が必要だ。
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