特集

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスのニュース、国内での感染状況を報告します。

特集一覧

EUコロナ復興基金 独憲法裁が批准署名禁止命令 運用遅れるか

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長=AP
欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長=AP

 欧州連合(EU)が新型コロナウイルスの流行で打撃を受けた加盟国を支援する7500億ユーロ(約97兆円)規模の復興基金について、ドイツの連邦憲法裁判所が批准のための国内の承認手続きに待ったをかけた。EUは6月中の運用開始を目指すが、遅れれば加盟国の経済の立て直しにも影響が出そうだ。

 憲法裁判所は3月26日、連邦議会で既に可決された承認のための法案への署名を、シュタインマイヤー大統領に禁じる命令を出した。国内の右派などEU懐疑派が反対を申し立てたためで、憲法裁判所が判断するまで、承認手続きは凍結される見込みだ。

 復興基金の運用には、加盟全27カ国の議会承認などでの批准が必要だ。独メディアによると、4月中には大半が批准を終える見通しで、6月末には復興基金が使えるようになると見込まれていた。今回の決定により、ドイツの批准がどれだけ遅れるかは不透明だ。

この記事は有料記事です。

残り470文字(全文847文字)

【時系列で見る】

関連記事

あわせて読みたい

この記事の特集・連載

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月