2021.03.29

コロナで「生命保険料が払えない人」が増えている…! その「対策」と「注意点」

知っておくべき保険の「失効と復活」

生命保険料の「支払猶予措置」をご存じか

新型コロナウイルス感染症(以下コロナ)の影響が長引き、すでに実施されている各種支援策も、延長に次ぐ延長の措置が講じられている。そのうちの一つが生命保険の保険料支払猶予措置だ。

これは、加入している保険契約について、保険会社が定める日から一定期間の保険料払込猶予期間を延長するという制度である。

詳細は各社若干異なるものの、多くの保険会社では、2020年3月上旬から6ヵ月後の末日(同年9月30日)までを対象として実施。その後、2021年1月に発令された2回目の緊急事態宣言(および2月の延長)を受けて、再び実施あるいは延長され、最長2021年7月末まで猶予されている。

生命保険料には支払猶予制度がある photo/iStock
 

保険はやめたくないが、保険料の支払いが厳しいという人は活用いただきたい。いずれにせよ、保険に加入していても、肝心なときに、保険料が払えなくて保険が失効していたというのでは目も当てられない。

しかし、中には、うっかり引き落としの口座残高が不足していて、保険料が引き落とされてなかったというケースもあるだろう。

今回のコラムでは、ファイナンシャル・プランナー(以下、FP)として筆者が、知っておくべきと考える保険契約の「失効」と「復活」のしくみについてご紹介したい。

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