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皇位継承

安定的な皇位継承を巡る議論が平行線をたどっています。天皇陛下より若い資格者は、秋篠宮さまと長男悠仁さまだけです。

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「女性宮家」創設が焦点 皇位継承有識者会議、2年遅れで開始へ

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国会議事堂=川田雅浩撮影
国会議事堂=川田雅浩撮影

 安定的な皇位継承を検討する政府の有識者会議が、来週に初会合を開く。2019年4月30日の天皇退位後、「速やか」に検討に着手すると与野党で合意していたが、2年遅れで始まる。将来の皇位継承資格者が秋篠宮さま(55)の長男悠仁さま(14)だけという状況の中、早期の結論に向けた機運は盛り上がっていない。

 加藤勝信官房長官は会議の設置を発表した16日の記者会見で「女性皇族の婚姻等による皇族数の減少等への対応は、さまざまな考え方があると承知している」と述べ、意見集約が難しいことをにじませた。

 現行制度は皇位継承資格を「男系男子」に限る。天皇陛下(61)の長女愛子さま(19)ら女性皇族が結婚後も皇室に残る「女性宮家」の創設が焦点だが、父方が天皇の血を引かない「女系天皇」が将来誕生する可能性があるとして、自民党保守派は反発する。このため安倍晋三前政権では議論を先送りし、その間に新型コロナウイルスが感染拡大して、さらに着手が遅れた。

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