みずほ障害、重い4度目 鬼門のバッチ処理でつまずき
みずほ銀行が鬼門のバッチ処理でつまずいた。3月11~12日に起きた外貨送金のトラブルは、ディスク装置の故障が発端だった。バックアップ装置への切り替えに失敗し、データの不整合も重なって夜間のバッチ処理が朝までに終わらなかった。
みずほ銀行のシステム障害はこの2週間で4度目となる。しかも夜間バッチ処理の失敗は、2002年4月と11年3月に起こした2度の大規模障害でもあった。これを防ぐために勘定系システムを作り直した経緯があり、今回の障害は重い意味を持つ。
異例の2度目の謝罪会見
「断腸の思いだ」。12日夜、東京・千代田のみずほ銀行本店で開いた緊急記者会見で、藤原弘治頭取はこう絞り出した。藤原頭取は2週間ほど前の1日、まったく同じ場所で記者会見をしたばかり。システム障害を理由に、これほどの短期間でメガバンク首脳が2度も謝罪会見の場に立つのは異例
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