中日・与田剛監督(55)が、球界最年長投手となった山井大介投手(42)の復活に期待を寄せた。

 13日のロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)は雨天中止。ナインは14日のヤクルト戦(神宮)に備えて室内練習場で汗を流した。この日の先発予定だった柳は、翌14日のヤクルト戦(神宮)にスライドすることになった。

 山井は12日、春季教育リーグのソフトバンク戦に先発。復活へ向けたステップを踏んでいる。昨年は中継ぎでの起用だったが、今回の意図について指揮官はこう明かした。

「山井も去年、悔しかったと思うし、昨年にリリーフもやらせてみて、現状でどういう適性なのか、もう1回、把握したかったところもあった。昨年も真っすぐの状態は良いボールが結構、増えてきていた。ああいうベテランがもう1回一軍にという期待はすごく期待しています」

 開幕一軍、先発ローテーション入りの可能性については「いろんな可能性はある。まだそういう話はできないが」と前置きしながらも「二軍の選手も当然まだこれから可能性はあるし、まだ最終決定をしたわけではない。ある程度、もう固めてきてはいるけど、それが覆るチャンスは選手にはある」と語った。

 大ベテランの復活はチームに活力を与える。開幕へ向け、背番号29の今後も気になるところだ。