プロ野球マスコットとパフォーマーが、コロナ禍のファンに「本当に伝えたいこと」

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、当初のスケジュールから3ヶ月ほど延期され、無観客での開幕を迎えた昨シーズンのプロ野球。9月には、収容人数の半分まで動員することが可能になるなど徐々に規制は緩められたが、歓声のほとんどないスタジアムでの試合運営を強いられることとなった。

前代未聞の「ソーシャルディスタンス」を保ちながらの試合開催は、選手やスタッフはもちろん、チームのファンサービスを支えるマスコット達にとっても、葛藤や不安との戦いであった。今回は、インタビューやアンケートにご回答いただけた4球団の意見をもとにしながら、異例のシーズンを過ごしたマスコットたちの2020年を振り返る。

 

福岡ソフトバンクホークスのハリーホークが語る

昨シーズンは4年連続の日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスは、ハリーホークと、渡邊涼太氏(事業統括本部 マーケティング本部 営業戦略部 エンターテインメント推進課)が、取材に応じた。

(c)福岡ソフトバンクホークス

Pepperや4足歩行ロボットのSpotによる「ロボット応援団」が、注目を集めたソフトバンクホークスだが、長年チームを影から支えてきたハリーホークは、「ぼくたちの近くでお客さんがとまると密になってしまうので、とても悲しいけど、すぐ移動してもらっていました」(原文ママ)と、従来のファンサービスができなかった昨シーズンの辛い胸の内を明かした。

(c)福岡ソフトバンクホークス

「ドームに来れない方でも、少しでも“笑顔”になってもらえるよう、ダンスやゲームなどをしました!」と語るハリーホークは、TwitterやInstagramなどを使って積極的に情報を発信。今シーズンも引き続き、春季キャンプの模様などを伝えている。

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