野村HD、奥田氏が証券社長を兼務
野村ホールディングスは2日、2021年4月以降のグループ体制を発表した。野村証券社長の森田敏夫氏(59)が日本証券業協会会長に就任する見通しとなったことに伴い、6月の定時株主総会後にグループ最高経営責任者(CEO)の奥田健太郎氏(57)が野村証券社長を兼務する。
野村HDは社外取締役として米商品先物取引委員会(CFTC)の元委員長のクリストファー・ジャンカルロ氏などを招く。社外取締役は2人増え、12人となる取締役のうち8人が社外取締役とする。外国人が4人、女性は3人の布陣となる。
4月からは運用と投資にかかわる2部門を廃止し「インベストメント・マネジメント部門」を新設。南村芳寛氏(55)が同部門を率い、運用部門の中核子会社野村アセットマネジメントの社長には同社副社長の小池広靖氏(53)が昇格する。
◇野村アセットマネジメント
小池広靖氏(こいけ・ひろやす)90年(平2年)早大法卒、野村証券入社、16年執行役員、18年常務、20年野村アセットマネジメント副社長。東京都出身。53歳
(4月1日就任。中川順子社長は取締役会長に)
◇野村信託銀行
岡田伸一氏(おかだ・しんいち)90年(平2年)中大法卒、野村証券入社、13年執行役員、16年常務。東京都出身。54歳
(4月1日就任。木村賢治社長は退任。野村証券顧問に)