組織委、聖火リレー実施方法を公表　著名人は密集対策エリア走行

　東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は25日、3月25日にスタートする五輪国内聖火リレーの新型コロナウイルス感染症対策を発表した。沿道での密集を避けるため、観客には居住する都道府県以外での観覧を避けてもらい、インターネットでライブ中継もする。著名人ランナーは密集対策が取れるエリアを走ってもらう。記者会見で橋本聖子会長は「新型コロナ対策を万全に、安全最優先で進めていくのが重要だと考えている」と話した。

　組織委は感染症対策として、沿道やセレモニー会場でのマスク着用や、大声を控えた拍手での応援を呼びかける。過度な密集が発生した場合はリレーを中断するとしている。緊急事態宣言などが出ている都道府県では公道でのリレーを見送り、各日のゴール地点となるセレブレーション会場で無観客による点火式を実施。ランナーやスタッフらにはPCR検査を義務化しないが、感染拡大地域の居住者には検査を推奨する。検査費用は組織委が…