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栃木県医師会長「医療崩壊起きていた」 知事の緊急事態要請評価

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「県や市町に全力で協力したい」と話す稲野秀孝会長=宇都宮市駒生町の県医師会で
「県や市町に全力で協力したい」と話す稲野秀孝会長=宇都宮市駒生町の県医師会で

 新型コロナウイルスの感染者が栃木県内で初めて確認されてから、22日で1年を迎えた。呼吸器内科が専門で「稲野医院」(宇都宮市今泉4)の院長を務める稲野秀孝・県医師会長(65)に、これまでを振り返ってもらった。【竹田直人】

 ――感染者の初確認から1年です。

 県内初の感染者は、後に700人を超える感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の乗客でした。とはいえ、ついに感染者が確認されたということで私も危機感を覚え、翌日には医師会のビルに駆けつけました。医師会として対策本部を立ち上げる必要がないかどうか、幹部と話し合いました。この時は対策本部設置を見送りましたが、県庁の担当者に電話して、「いつでも協力するので、お互いきめ細かく情報共有しましょう」と呼びかけました。以後、スムーズに連携できています。

 ――昨年3月に全国一斉の臨時休校が始まり、4月には政府の緊急事態宣言が発令されました。

 今となっては臨時休校が必要だったのかどうか疑問を持つ医師もいますが、…

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