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国民民主党は、政府が打ち出す施策を先回りして提案する「政策先導型」政党を目指している。これまで政府案に対案を示す「提案型」を掲げてきたが、バージョンアップを図った格好だ。立憲民主党も対案路線から提案路線を探り始めており、野党間で独自性を出して埋没しがちな党の存在感を高める狙いがある。「先導型」は「提案型」の何をバージョンアップさせたのか。
玉木雄一郎代表は18日の記者会見で「『提案型』は政府案の対案的なイメージだったが、(政府は)どうしても目の前のことにいっぱいいっぱいになる。政府案が出ていない段階で、少し先のことを俯瞰(ふかん)して物事をとらえることがやりにくい」と指摘。先導型について「2~3カ月後に必要なことを先取りして提案していく」と説明した。
議員立法次々と、孤独担当相も実現
注力するのは、議員立法だ。目玉は、新型コロナウイルスの感染拡大で業績が悪化した企業に人件費など最大10億円を融資する、米国の「給与保護プログラム(PPP)」を参考にした「日本版PPP法案」(仮称)。現状の営業時間短縮に応じる事業者への協力金は、事業規模を…
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