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大坂なおみ(テニス)|東京オリンピック

「うつ」告白からの復帰戦。精神的な不安は完全に癒えるはずもないが、母国日本での五輪に参加したい思いがある

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大坂なおみ、芽生えた発信力 世界のトップアスリートへ成長

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全豪オープンの優勝カップを手に笑顔を見せる大坂なおみ=20日、AP
全豪オープンの優勝カップを手に笑顔を見せる大坂なおみ=20日、AP

 テニスの4大大会シングルスで、日本選手初優勝の偉業から約2年半。20日にあった全豪オープン女子シングルス決勝を制し、2年ぶりに頂点に立った大坂なおみ選手(23)=日清食品=は、プレー以外の「発信力」も注目される存在になった。昨年は人種差別撤廃を訴えて大きな反響を呼び、女性のスポーツ支援にも携わった。内面が成熟した裏には、新型コロナウイルスの流行下で過ごした貴重な時間があった。

 全豪オープン開幕直前の今月6日。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長だった森喜朗氏による女性蔑視発言について、海外メディアから感想を求められた大坂選手は「少し無知な発言だった」と考えを述べた。森氏の後任として橋本聖子氏が新会長に就任した際は、「女性にとってのバリアー(障壁)が破られてきたのはとてもいい」と歓迎。「私たち(女性)は平等になることだけのために多くのことで闘ってきた。いまだ…

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