G大阪、また川崎に苦杯も攻撃に手応え ゼロックス杯

【川崎-G大阪】試合後、肩を落とすG大阪イレブン。敗れはしたが、攻撃に収穫は得られた=2月20日、埼玉スタジアム(蔵賢斗撮影)
【川崎-G大阪】試合後、肩を落とすG大阪イレブン。敗れはしたが、攻撃に収穫は得られた=2月20日、埼玉スタジアム(蔵賢斗撮影)

 昨季はJ1と天皇杯決勝を合わせて1点も奪えずに3戦全敗だった川崎に、またも苦杯を喫した。埼玉スタジアムで20日行われたサッカーの富士ゼロックス・スーパーカップで、G大阪は試合終了間際に勝ち越し点を奪われ2-3で敗戦。それでも宮本監督は「結果に関しては残念だが、いろんな基準が見えた試合だった」と収穫を強調した。

 取り組んできた4-3-3の攻撃的な布陣で臨み、前半に2点を先行された。それでも、互いの距離感を修正して盛り返した。後半15分に相手のクリアボールを山本がゴール前に送り、矢島のゴールで1点差。同22分には相手のハンドで得たPKをパトリックが決めて同点に追いついた。

 その後は、新加入のレアンドロペレイラ、チアゴアウベスがゴールは奪えなかったものの迫力ある攻撃を披露し、得点力向上に取り組んできた指揮官は「時間が限られた中で、ある程度は見せられた」と評価。GK東口は「自分たちがボールを持って追いつけた。積み上げてきたものは自信になる」と力を込めた。26日のJ1開幕に向け、手応えをつかめた敗戦でもあった。

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