なぜ雑談しやすいクラブハウス 音声技術の秘密
クラブハウスの技術(上)
2021年1月の最終週あたりから国内でも爆発的に利用者を増やしている話題の音声SNS(交流サイト)「Clubhouse(クラブハウス)」(米アルファ・エクスプロレーション)。著者は音声系のネットアプリの開発に関わるエンジニアなので、話を聞いてすぐにIDを入手、興味津々で体験してみた。驚いたのは「雑談のしやすさ」だ。
- 【次回記事】クラブハウス、「相づち優先」で会話しやすく
心地よさが人を呼ぶ 連日大盛り上がり
仕事柄、音声通信系のアプリは一通り使っている。今をときめく「Zoom(ズーム)」(米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ)はもちろん、「Skype(スカイプ)」「Discord(ディスコード)」「Google Meet(グーグル・ミート)」「FaceTime(フェイスタイム)」「WebEx(ウェブエックス)」あたりは仕事で日常的に使っている。プライベートも含めると「LINE」や「Facebook Messenger(フェイスブック・メッセンジャー)」の音声通話も使う。
だが会話に限るとClubhouseはそのどれよりもやりやすい。音質がよく感じるのもあり、雑談が弾むのだ。筆者だけではない。Clubhouseを使っている友人たちや、他の利用者も異口同音にそうした感想を述べる。その心地よさが人を呼び
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