LINEを活用した新型コロナワクチン接種の「予約システム」が提供へ

株式会社ボットロジーは、インフルエンザワクチンの予防接種予約システムを、新型コロナワクチン接種の予約システムに展開し、病院や地方自治体へ提供すると発表した。

日本におけるコロナワクチン接種としては、3月から各自治体・病院などの中大規模な接種所、5月から各クリニックで予防接種が開始されることが想定され、その際膨大な予約が入り、電話対応の面でスタッフに大きな負担がかかると考えられる。以上のような背景から、同社は予約や問い合わせなどの事務作業をLINEで完結できるシステムを提供するとのことだ。

同社は診療相談、混雑状況の確認や予約を患者・住民がLINE上で行えるシステムを病院に向け提供しており、これまでに70機関以上が導入している。新型コロナワクチンへの取り組みとしては、昨年より医療法人翔誠会とともに、ワクチンの接種予約オペレーションの研究を行い、2020年冬のインフルエンザワクチンで実証試験を行ったという。結果としてはLINEを通じての予約が全体の55%を占め、それに伴いスタッフの電話対応負担が大幅に削減された。実証実験を踏まえた改善も終わっており、契約後5営業日以内に導入可能となっているとのことだ。

■LINEでの予約フロー

出典元:プレスリリース
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■管理者側の画面

地方自治体や病院側の管理画面は以下のようになっており、リアルタイムで予約の状況を確認することができる。また電話等を併用した各自治体・医療機関ごとでの運用オペレーションに柔軟に対応するため、リアルタイム予約だけでなく予約「承諾・保留・拒否」機能を設定できるように提供し、また予約の時間枠も随時設定できる。「LINE・電話番号による認証」によって簡便かつ公正な予約申し込みが可能となり、最新の不正対策を施しているという。
出典元:プレスリリース

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