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ミャンマークーデター

ミャンマー国軍がクーデターを起こし、アウンサンスーチー氏らを拘束。市民や国際社会からは抗議と批判が相次いでいます。

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ミャンマー国軍、少数民族和平に躍起 NLDとの「違い」アピール

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少数民族武装勢力との和平会議で記念撮影するミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問(前列左)とティンチョー大統領(当時、同中央)=首都ネピドーで2017年5月24日、AP
少数民族武装勢力との和平会議で記念撮影するミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問(前列左)とティンチョー大統領(当時、同中央)=首都ネピドーで2017年5月24日、AP

 クーデターを強行したミャンマー国軍が、国内の少数民族武装勢力との和平交渉に積極的な姿勢を見せている。軍政の最高機関「連邦行政評議会」のメンバー16人のうち、少数民族から6人を任命するなど取り込みに躍起だ。国軍は国民民主連盟(NLD)政権が達成できなかった全土の和平に取り組み、NLDとの「違い」をアピールする狙いがあるとみられる。

 「国全体の永久平和は、我々の強い願いだ」。ミンアウンフライン最高司令官は8日のテレビ演説で、少数民族との和平に優先的に取り組む方針を表明した。

 ミャンマーには人口の約7割を占めるビルマ族以外に130以上の少数民族が暮らす。1948年の独立後、…

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