高浜原発1、2号機再稼働に同意 地元町長が表明 「40年超」で初

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関西電力高浜原発の(右から)1号機、2号機=福井県高浜町で2020年10月20日、本社ヘリから木葉健二撮影
関西電力高浜原発の(右から)1号機、2号機=福井県高浜町で2020年10月20日、本社ヘリから木葉健二撮影

 福井県高浜町の野瀬豊町長は1日、運転開始から40年を超える同町の関西電力高浜原発1、2号機の再稼働に同意すると同町議会の上尾徳郎議長に表明した。原発の寿命を原則40年とする「40年ルール」を超えた原発の稼働を立地自治体が認めたのは全国で初めて。しかし、再稼働には県議会と知事の了解も得るのが通例で、県が同意の前提とする「使用済み核燃料の県外での中間貯蔵先」を関電が示せておらず、再稼働の見通しは立っていない。

 野瀬町長は記者団に「原子力の安全性と必要性を総合的に勘案して、再稼働に同意することにした」と話した。同町議会は2020年11月に既に同意を表明している。

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