2021.01.28
# 新型コロナ

【就活のワナ】エントリーシートは盛ってはいけない! 嘘は必ず見破られる

就活のワナ あなたの魅力が伝わらない理由(11)
18年にわたって、就活と大学を観察し続けている石渡嶺司による、インターンシップ、ESの書き方、Web面接…アフターコロナの就活マニュアル『就活のワナ あなたの魅力が伝わらない理由』から毎日連載企画、スタート!>これまでの連載はこちら
今回は誰もが悩む「エントリーシートの基本」。エントリーシートの5大基本の3~5を紹介します!(「エントリーシート5大基本1~2」はこちら!

エントリーシートの5大基本【3 盛らない】

就活スラングで、ウソとまでは言わなくてもより良く見せようとすることを「盛る」と言います。中にはそれで内定を取ったと主張する内定学生や就活カウンセラーもいます。しかし私としては、ウソをつくな、本当のことを書け、と強調しておきます。

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前回のC・Dは実は同一の就活生です。ここで、多くの就活生は「え? 補欠なんて地味な話でいいのですか?」「3部進出とか具体的な話の方がよさそうです」と思うことでしょう。

「ウソはよくないにしても、『準レギュラー』くらいにした方がよくないですか?」との質問も受けたことがあります。

企業からすれば「補欠」を「準レギュラー」と言い換えても、全く気にしません。では、「レギュラー」とか「キャプテン」などとしたらどうでしょうか。就活生は盛ることでES通過率が上がる、と思い込む人もいるでしょう。が、全く無関係です。

野球はもちろん、マイナー競技でも、いまどき、ネットでだいたいの試合情報などは出ています。仮に序盤の選考で通過しても、中盤以降、どこかのタイミングでウソが判明します。

これは、ネットなどには出ていない、アルバイトの「ホールリーダー」なども同じです。面接でいろいろと深く聞くでしょうし、そこでウソはほとんどが判明します。

仮にウソが判明しなくても、社会人になった後、どこかで判明します。余談ですが、ドラマ「相棒」シーズン12・第5話「エントリーシート」は自己PRのウソを背景とした名作です。就活の息抜きと勉強を兼ねて、一度、見てください。