米国のパリ協定復帰・WHO脱退撤回「政府として歓迎」 坂井副長官

坂井学官房副長官
坂井学官房副長官

 坂井学官房副長官は21日午前の記者会見で、バイデン米大統領が気候変動対策のパリ協定への復帰手続きや世界保健機関(WHO)脱退の撤回などを指示したことに関し「日本政府として歓迎する」と述べた。

 坂井氏はパリ協定への復帰について「気候変動問題は国際社会全体が取り組むべきグローバルな課題だ」と強調。「わが国はパリ協定が目指す脱炭素社会の実現のため、米国とも協力しつつ引き続き国際社会をリードしていきたい」と語った。

 WHOへの復帰についても「新型コロナウイルス感染症対策を含む国際保健課題の解決のためには、WHOが中心的役割を果たすことが重要だと考えている。米国が国際保健分野でも主導的役割を継続することを期待する」と述べた。

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