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ドイツ与党のキリスト教民主同盟(CDU)は16日の党首選で、国内最大人口州ノルトライン・ウェストファーレン州首相のラシェット氏(59)を新党首に選出した。新党首は9月の連邦議会選挙後に政界を引退するメルケル首相の後継者の最有力候補となる。ただ、CDUが会派を組む姉妹政党の党首を統一候補として推す声もあり、次期首相の座への道にはさらなる関門が待ち受ける。
「私たちは全てに対して力を合わせていかなければならない」。ラシェット氏は16日の党首選後、党内に団結を呼びかけた。
CDUは今春をめどに、連邦議会で統一会派を組む南部バイエルン州を地盤とする姉妹政党、キリスト教社会同盟(CSU)と協議し、9月の連邦議会選で看板となる首相候補を決める。ラシェット氏は柔軟性が高いとされる半面、「カリスマ性を欠く」との批判もあり、国民の支持は低迷している。このため、人気が上向かなければ、別の人物を「選挙の顔」に据える動きが出る可能性がある。
そんな中、最も注目されるのが、…
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