春高バレー選手が襲われた「悲劇」 新たに目指す「世界一」とは?
毎日新聞
2021/1/5 07:00(最終更新 1/5 07:00)
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5日に開幕した高校バレーボール日本一を競う全日本高校選手権、通称「春高バレー」。多くの日本代表選手も活躍したこの大会に出場し、10年後の今も世界の舞台で戦っている選手がいる。2011年に弘前工(青森)で出場した田沢隼(27)=リクルート=だ。だが、高校卒業後、「悲劇」に襲われた彼が打ち込んでいるのは、ただのバレーボールではない。【真下信幸】
田沢は小学3年からバレーボールを始め、高校は地元の強豪・弘前工に進学した。高校3年の11年、守備専門のリベロとして春高バレーに出場。初戦を勝ち、2回戦では鎮西(熊本)とぶつかった。現バレーボール男子日本代表主将の柳田将洋(東京・東洋)、山田脩造(福岡大大濠)とともに「平成の三羽ガラス」と呼ばれた池田隼平が引っ張る優勝候補との対戦に、田沢は「強いスパイカーのアタックが飛んでくる。高揚感がある試合だった」。しかし、結果は高さに圧倒されてストレート負け。「ブロックの上から次々にスパイクを打たれ、次元が違った。悔しさはあったが、逆にすっきり終えられた」と当時を振り返る。
高校卒業後は地元の精密機器部品の製造工場で働き、社会人チームで競技を続けていた。しかし、就職から約半年後の11年11月、田沢を悲劇が襲う。休日に祖母のリンゴ農…
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