心を整え自分と向き合うすべを知りたい 比叡山延暦寺で記者が座禅と写経体験

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座禅に取り組む記者=大津市坂本本町の比叡山延暦寺で、小寺照哉住職撮影
座禅に取り組む記者=大津市坂本本町の比叡山延暦寺で、小寺照哉住職撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大は人々の生活様式を一変させた。記者自身も、日々ストレスや先行きへの不安を抱えている。以前から仏教の教えに関心があり、座禅や写経を通じて自身と向き合い、心を整えるすべを学びたいと、比叡山延暦寺(大津市)に向かった。【小西雄介】

 天台宗の開祖・最澄が788年に開いた延暦寺は、法然や親鸞ら多くの名僧を輩出し、「日本仏教の母山」とも呼ばれる。1994年に世界文化遺産に登録され、国内外から多くの参拝客が訪れる。

 まず体験したのは座禅。同寺霊山(りょうぜん)院の小寺照哉(しょうさい)住職(26)から作法を学ぶ。左足を右太ももの上で組み、両手は親指を合わせて卵のような形を作る。背筋を伸ばし、薄目を開いて1・5メートルほど前を見つめ、呼吸に意識を集中させる。

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