徳島県庁

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 徳島県は25日、新型コロナウイルス感染が24日に判明した10代女子高校生について詳細を発表した。女子生徒は吉野川市在住で県立高校に通っており、軽症という。県は21、22両日の登校時などに、特に接触の多かった同じ学校の友人4人とクラスメート29人、教諭2人の計35人を濃厚接触者と認定し、PCR検査を行う。

 県によると、女子生徒は20日に同居家族2人と香川県を訪れ、現地に住む家族と一緒に食事をした。23日に頭痛の症状があり、学校を休んだ。24日には37・2度の熱が出て、喉の痛みや呼吸困難の症状もあった。

 食事をした香川県の家族の感染が判明したのを受け、24日に県に相談。PCR検査を受け、陽性と分かった。一緒に出掛けた家族2人は陰性だった。県は、香川に同行しなかった他の同居家族3人にもPCR検査を行う。

 女子生徒が通う高校は24日から冬休みに入っている。25日に予定されていた補習や部活動は中止した。県の指導の下、校内で消毒作業が進められている。

 接触の多かった友人4人のうち1人は21、22の両日、もう1人は22日に女子生徒宅を訪れ、マスクを着けずに会話するなどした。学校ではマスク着用が指導されていたものの、きちんと着用できていなかったり休み時間に外したりする生徒もいたという。