東京五輪イヤーの最初のマラソンとなる大阪国際。一山、前田の五輪代表2人の出場が決まり、日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「五輪で世界と互角に戦うため、最低でも2時間20分を切ることをテーマに走ってほしい。それがメダルへの近道だと思っている」と期待を寄せた。
マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)やMGCファイナルチャレンジを通して、日本女子の記録も向上してきた。ただ、女子の世界記録は昨年10月のシカゴでブリジット・コスゲイ(ケニア)がマークした2時間14分4秒。一山の自己ベストでも6分以上の開きがある。
瀬古リーダーは「五輪のスタートラインに立ったときに自信を持つためにも、足りないのは記録」と強調した上で「2人ともまだ伸び盛りの年齢」とエールを送った。