JR西日本、時差通勤でポイント付与 イコカ定期券対象に21年4月から実証実験

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実験の対象駅のイメージ。左上が現在検討中の乗車駅(約380駅)の範囲、右下が降車駅(33駅)=JR西日本提供
実験の対象駅のイメージ。左上が現在検討中の乗車駅(約380駅)の範囲、右下が降車駅(33駅)=JR西日本提供

 JR西日本は16日、ICカード「ICOCA(イコカ)」の通勤定期券利用者に、平日朝の通勤ピーク時間帯後に利用した場合、運賃や買い物に使えるポイントを与えると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、時差通勤を促し、乗客同士の密集を避けることが狙い。実証実験としての取り組みで、2021年4月から22年3月末まで期間限定で行う。

 JR西によると、京阪神の約380駅を出発し、午前9時半~10時半に大阪駅や天王寺駅など大阪都心部33駅の自動改札を通過した場合に20ポイント(20円分)与えることを検討している。出発駅の数や改札の通過時間は今後変わる可能性があり、詳細は21年2~3月ごろに発表する。ポイントは一定期間を経て駅の自動券売機でチャージすれば、運賃や商業施設の買い物で使える。通学定期券、こどもイコカ、磁気タイプの定期券…

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