「毒殺未遂関与」8人公表 露保安局の犯行とナワリヌイ氏

聴衆を前に演説するロシアの反体制派ナワリヌイ氏=2019年7月、モスクワ(AP=共同)
聴衆を前に演説するロシアの反体制派ナワリヌイ氏=2019年7月、モスクワ(AP=共同)

 ロシアの反体制派ナワリヌイ氏は14日、声明を発表し、8月に起きた自らの毒殺未遂とみられる事件について、ロシアの特務機関、連邦保安局(FSB)の工作員ら8人の関与を突きとめたとして、氏名と写真を公表した。

 英調査報道サイト、ベリングキャットの情報を基に、ナワリヌイ氏のチーム、米CNNテレビ、ドイツ有力誌シュピーゲルなどが協力した合同調査の結果としている。

 プーチン大統領批判の急先鋒のナワリヌイ氏が8月に猛毒の神経剤で襲われたとみられる事件に、ロシア当局が関与していた疑いが深まった。プーチン政権は神経剤が使用された事実を確認せず、捜査を拒否している。(共同)

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