共同購入アプリのX Asia、1.8億円調達
食料品の共同購入アプリを提供するX Asia(エックスアジア、東京・渋谷)は、ベンチャーキャピタル(VC)のANRI(アンリ、東京・渋谷)など計3社から第三者割当増資で1億8千万円を調達した。調達資金は新たなシステムの開発に加え、エンジニアなどの採用や商品ラインアップの拡充にあてる。
同社は友人などが共同で食料品を購入できるアプリを9月から提供している。2人以上で同じ商品を購入すると、通常価格の1~3割引きで購入できる。購入後に発行されるリンクをLINEなどのSNS(交流サイト)で共有し、購入したい人を探すだけで割り引かれる。24時間以内に共同購入者が見つからなければキャンセルとなり、購入金額は返金される。
出品者は中小の食品メーカーなど。自社で電子商取引(EC)サイトを開設するより、SNSなどを通じて効率的に拡販できるという。注文が成立した場合、商品価格の10%を手数料としてX Asiaに支払う。
これまでの3カ月で一度に170人が購入した商品もあった。1人当たりの平均購入回数は月3回という。今は食料品のみだが、将来的には日用品や家電などの取り扱いも目指す。