福島・浪江でXマス用枝物出荷作業 震災から「一歩一歩進んでいけたら」

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クリスマスの飾り付けに使われるコニファーを収穫する小野田浩宗さん=福島県浪江町小野田で2020年12月3日午後3時33分、寺町六花撮影
クリスマスの飾り付けに使われるコニファーを収穫する小野田浩宗さん=福島県浪江町小野田で2020年12月3日午後3時33分、寺町六花撮影

 東京電力福島第1原発事故の避難指示が2017年3月末に一部解除された福島県浪江町の小野田地区で、クリスマスの飾り付けなどに使われるコニファーやアカシアなど、枝物の栽培農家が出荷作業に追われている。18年春に町内で営農を再開した小野田浩宗さん(59)は「今年は新型コロナもあったけれど、手に取った人々が少しでもほっとする瞬間があれば」と話す。【寺町六花】

 小野田さんは現在、3・2ヘクタールの畑で、12品目22品種の枝物を育てている。生け花やブーケの材料として人気があり、東京の市場に週3回出荷する。今月3日には、クリスマスのリースなどに使われるコニファーやアカシアなど約1000本を収穫。「飾り付ける人を思い描きながら、作り上げていくのが楽しい」と語る。

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