東京五輪の代表選考会を兼ねる陸上長距離種目の日本選手権が4日、大阪市のヤンマースタジアム長居で行われる。女子1万メートルに出場する新谷(にいや)仁美(積水化学)は「日本記録(渋井陽子の30分48秒89)を目指して、世界で戦うレース展開をしたい。五輪選考会であろうが、なかろうが、ミスは一切許されない」と積極的な走りを誓った。
各種目とも優勝し、東京五輪の参加標準記録を突破していれば五輪代表に内定する。新谷はすでに同記録をクリアしており、鍋島莉奈(日本郵政グループ)らとの勝負が注目される。
女子5000メートルでは今季好調の田中希実(のぞみ)(豊田自動織機TC)と広中璃梨佳(りりか)(日本郵政グループ)が対決する。ハイレベルなレースとなりそうだ。
男子3000メートル障害の塩尻和也(富士通)は昨季の右膝故障から復帰し、「練習はしっかりできている。それを発揮できれば」と意気込んだ。