ながら運転厳罰化1年 「スマホ触らないで」 名神の追突死亡事故、遺族訴え

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事故で亡くなった水谷勇二さんの妻。今も事故当時を思い出し、涙を流すことがある。2018年の裁判で読み上げた陳述書を手に、事故からの日々を振り返る=名古屋市で2020年11月18日午後1時19分、小西雄介撮影
事故で亡くなった水谷勇二さんの妻。今も事故当時を思い出し、涙を流すことがある。2018年の裁判で読み上げた陳述書を手に、事故からの日々を振り返る=名古屋市で2020年11月18日午後1時19分、小西雄介撮影

 運転中にスマートフォン(スマホ)などを使う「ながら運転」を厳罰化する改正道路交通法施行から1日で1年を迎えた。2017年に滋賀県多賀町の名神高速道路で起きた、ながら運転をしていたトラック運転手による追突事故で夫の水谷勇二さん(当時44歳)を亡くした女性(49)=愛知県一宮市=が取材に応じた。女性は「同様の事故で苦しむ人が出ないよう、運転中はスマホを触らないでほしい」と訴えている。

 車用品の製造加工会社で営業担当だった水谷さんは17年11月、乗用車で会社から大阪の取引先に向かっていた。多賀町の名神高速で渋滞につかまった時だった。後ろから大型トラックが追突し、前方のトラックとの間に挟まれ即死した。乗用車は炎上し、車内に取り残された水谷さんの体は炭化。DNA型鑑定で本人と判別するのに6日を要した。

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