航空機事業、縮小相次ぐ エアバス向け合弁解消も
中部に暗雲、技術転用探る
中部の航空機サプライヤーが相次いで事業を縮小している。世界二大航空機メーカーの1つ、欧州エアバス向けに部品を製造する名古屋市の合弁会社から、株主だったフランス企業が資本を引き上げた。三菱重工業が凍結を決めたジェット旅客機「三菱スペースジェット」(MSJ)の影響も広がる。航空機産業の低迷は、中部経済の下押しにつながりかねない。
「航空でアクセルはもう踏めない」。特殊鋼卸の山一ハガネ(名古屋市)の寺...
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