クラッチやトルクコンバーター部品の専門メーカーであるエクセディは、グローバル経営体制強化に向け、ERP(統合基幹業務システム)「SAP S/4HANA」とプライベートクラウド「SAP HANA Enterprise Cloud」の採用を決定した。
同社は世界100カ国以上でビジネスを展開しており、26カ国に工場や営業拠点、関連会社43社を有し、連結従業員数は約1万7000人に上る。
同社は、業務の効率化の実現だけではなく、新しい顧客からのニーズや従業員の働き方の変化に対応するためのデジタル技術を常に利用できる状態に保ち、かつシステム運用コストを最適化する基幹システムを求めていた。この条件を満たしたのがSAP S/4HANAだったという。
今回の導入で、グローバルの経営情報を統合させ、デジタル技術を活用したリアルタイムの経営モニタリングとデータ分析により、経営意思決定のスピードアップを図る。また顧客が必要なサービスを早く実現し、従業員が安全に安心して働ける環境を目指していく。