11月場所Vの貴景勝が一夜明け会見 「だから目指す価値はすごいある」 突き押し貫いて綱取りへ 

11月場所の優勝から一夜明け、オンラインで記者会見する大関貴景勝=23日午前
11月場所の優勝から一夜明け、オンラインで記者会見する大関貴景勝=23日午前

 大相撲11月場所で2年ぶり2度目の優勝を果たした大関貴景勝(24)=千賀ノ浦部屋=が、千秋楽から一夜明けた23日、オンライン記者会見に臨み、「初優勝のときは夢みたいで、現実か分からない感じだった。今場所は(優勝を争った照ノ富士と)直接対決というのもあったし、つかみとったなという感覚がある」と喜びを口にした。

 単独トップで迎えた千秋楽で1差の照ノ富士に敗れて追いつかれた。優勝決定戦で同じ相手に勝ち、賜杯を手にした。今場所は「15日間でどれだけ勝つかというよりもトーナメントだと思ってやった。視点を変えてやった」と振り返った。

 また会見では、婚約していた元大関北天佑の次女と場所前に入籍していたことを明かし、「頑張っていきたいと思っていた。食事の面とかいろいろやってくれている。(優勝に)喜んでくれた」と語った。

 来年1月の初場所は自身初の「綱取り」になる。突き押し相撲で横綱昇進は難しいという指摘もあると問われると、「だから目指す価値はすごいあると思う。無理って言われて、やり遂げたときの充実感は変えられないものがある」と決意を込めた。

会員限定記事会員サービス詳細